ウエディングドレスにはさまざまな種類があり、その中から運命の一着を選ぶには意外と時間がかかるものです。ドレスのデザインによって、似合う体型や映える会場の雰囲気が異なるため、自分に合ったドレス選びが大切になります。
そこで本記事では、ウエディングドレスの主な種類や、それぞれに合う選び方のポイントをご紹介します。ドレス選びに悩んでいる方は、ぜひご覧ください!
1.ウェディングドレスの種類
「○○ライン」とは、ドレスの形(シルエット)を指す言葉で、主に5つのタイプに分かれます。ご自身が思い描く「こんな花嫁になりたい!」というイメージや、挙式会場との雰囲気との相性も大切なポイントです。
ぜひ理想のスタイルにぴったり合うラインを見つけてみてください。






●Aライン
アルファベットの「A」を思わせるように、ウエスト から裾にかけて美しく広がるフレアラインが特徴の王 道シルエット。ウエスト位置がやや高めに設定されて いることが多く、すっきりとした印象と同時に脚長効 果も期待できます。体型や式場を選ばず、どんなテイ ストにもなじむ汎用性の高さから、多くの花嫁に選ば れている人気のスタイルです。
●プリンセスライン
コンパクトな上半身と、ふんわりと広がるボリューム スカートが印象的なシルエット。ウエストから大胆に 広がるビッグスカートは、まさにプリンセスのような 華やかさを演出します。可愛らしさはもちろん、デザ イン次第では気品あるロイヤルな雰囲気にも。広々と した会場や、ゴージャスなバンケットにも映える存在 感たっぷりのドレスラインです。
●マーメイドライン
膝まわりで絞られ、裾に向かって豊かに広がるスカー トは、まるで人魚のような美しいシルエット。程よく ボディラインに沿って描かれる曲線美が印象的で、洗 練された大人の魅力を引き立ててくれます。ラグジュ アリーなホテルやクラシカルなバンケットはもちろん シックなレストランウェディングとも相性抜群。上品 で凛とした雰囲気をまといたい花嫁に人気のスタイル です。
●スレンダーライン
裾の広がりを抑え、ボディラインに沿ってすらりと縦 のシルエットを描くスリムなドレス。すっきりとした コンパクトな印象に仕上がるため、レストランや少人 数向けの会場、ガーデンパーティなど動きやすさを重 視したシーンにもぴったりです。家族だけのアットホ ームなウェディングやリゾート婚にも人気が高く、ナ チュラルかつスタイリッシュに着こなせるラインです。
●エンパイアライン
バストラインのすぐ下からストンと落ちるようなシル エットが特徴のドレス。ハイウエストなデザインは脚 長効果があり、視線を上に集めることで全体をすらり と見せてくれます。カジュアルなパーティやアンティ ーク調の会場との相性も良く、小柄な花嫁にもぴった り。ナチュラルでやさしい印象を演出したい方におす すめのラインです。
2.デコルテ・ネックライン
首元から胸元にかけてのネックラインは、顔周りに近い為ゲストの方の視線が、自 然と集まりやすいポイントです。特に座って過ごす時間の多い披露宴では、このネッ クラインにこだわってドレスを選ぶことでより魅力的な印象を演出できます。









●ビスチェ
肩ひものない、デコルテを大胆に見せるデザインです。 胸元がハート型にカットされた「ハートカット」は、 憧れる花嫁さんも多い人気のスタイルです。デコルテ にしっかりと余白が生まれることで、フェイスライン もすっきりとした印象になります。
●Vネック
元がV字に開いたデザインは、デコルテにほどよい抜け 感を生み出し、お顔まわりや首元をすっきりと見せて くれます。なかでも、やや深めにカットされた「深V」 タイプは、大人っぽく洗練された雰囲気が魅力で、近 ごろ特に注目を集めています。
●ボートネック
襟ぐりがほぼまっすぐにカットされた、すっきりとし たデザイン。シャープな印象で今っぽさもありつつ、 さりげなく見える鎖骨が華奢な印象を引き立ててくれ ます。デコルテの露出を少し控えめにしたい花嫁さん にも、安心して選んでいただけるスタイルです。
●ハイネック
首元を包み込むように襟が立ち上がったデザインは、 「スタンドカラー」とも呼ばれ、上品でクラシカル な印象を与えてくれます。中でも、ほどよい高さで 首にやさしく沿う「モックネック」は、アンティー クな雰囲気を演出したいときにもぴったりのスタイ ルです。
●ラウンドネック
ゆるやかな半円を描くネックラインは「クルーネック」 とも呼ばれ、ほんのりカジュアルで親しみやすい雰囲 気に。首元がつまり過ぎず、かといって開きすぎない 絶妙なバランスでどなたにも似合いやすいデザインで す。透け感のある素材を合わせるとより柔らかく優し い表情を引き出してくれます。
●スクエアネック
ストラップや袖の付け根から胸元にかけて、四角く カットされたネックラインです。「スクエアネック」 とも呼ばれ、ラウンドネックと同様に体系を問わず 合わせやすいのが魅力です。鎖骨が綺麗に引き立つ ことで、さりげなく華奢な印象も演出してくれます。
●ワンショルダー
デコルテの露出を抑えつつ、スッキリと見せてくれる 片側ストラップのデザインです。左右非対称のアシン メトリーなシルエットが、シンプルなデザインでも自 然とスタイリッシュな雰囲気を演出してくれます。控 え目ながらも華やかさを感じさせたい花嫁さんにぴっ たりな1着です。
3.まとめ
ウェディングドレスにはさまざまな種類があり、それぞれに異なる魅力があります。 そのため会場の雰囲気なども踏まえながらご自身に最もふさわしい一着をお選びいた だくことがとても大切です。 今回ご紹介したドレスの種類を参考に「運命の一着」と出会えるきっかけとなりま したら幸いです。